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シモキタボイス シンポジウムの記録

【Symposium6】 8月15日(水)14:00-15:30

エンディング・シンポジウム
シモキタの未来図を描く ―― 魅力ある街とは・駅前広場のあり方は?

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高橋 : 井上さんありがとうございました。井上さんは、もめ種研究会というのをやっておられるんですよね。世田谷区だけでなく都内全域からでのもめごとを扱って。

井上 : 正確にいいますと、「もめごとは街づくりの種」ということでの研究会をやっております。

高橋 : だとすると、もめごとだらけのシモキタにきていただいてほんとうにありがとうございます。
 いろいろとお話いただきましたけれど、これからも教えていただきたいことがほんとうにたくさんあると思っています。これまでのシンポでは、ここスズナリは演劇の方たちのメッカでどちらかというとアート系の方たちのご発言が多くあったのですが、実は、下北沢というのは、真ん中のところ以外はずっと住宅地なんですね。わたしもそこに住んでいるのですが、今日は、住宅街の方たちがどう考えているかということも重要だと思います。駅は来てくださる方も利用しますが住んでいる人にとっても大切です。小田急線跡地のこともありますので、住民の方を代表して、代沢小学校の元PTA会長で、世田谷区体育指導員というような、聞き心地がちょっと保守系の立場の方のご意見もちょっと聞いてみたいと思います。

佐藤 : 僕は合気道という、道場に行くと日の丸が掲げてあってそこでお辞儀するような、そういうことをやっています。若いときはまあばりばりと学生運動をやっていましたが、年取ってきますと、若いときの運動は、「さあ革命だ、明日は死ぬか」みたいな、わーっとやるという世界だったなと。まあ、いまだにそこにも生きていてあまり変わらないんですが(笑)。

 下北沢というのは、大都市のNYやパリ、銀座とか新宿、渋谷と違って歩く街です。子供のころから全部歩いていた街なんです。結局、PTAというのは、子供のことだけを考えるのではないのですね。子供たちの未来というのは、オトナがこんな楽しい世界だよということを見せる。そういう意味で活動しています。建物とか道路とかではなくて、そこに住んでいる人が重要です。人と人の心が触れ合うとか、道であえば挨拶をするとか、ようは生きていてよかったな、楽しいなというのが必要。街というのは、子供と同じで、だんだんよくしていくという、街育てをしていくもの。そういう前提で、「おやじネット下北沢」というものも出来てきたのですが、安全とか子供の話ということで、小学校とかPTA,青少年委員、たくさんの方がいます。
 (プレゼンテーション資料を見せながら)地区の人間が考える「シモキタ」はこのあたりです。我が代沢小学校、池の上小など7つの小学校があります。この辺の小学校が卒業すると富士中、この辺は北沢中に行きます。下北沢中心にずらりと小学校が並んでいて、わたしは代沢小の卒業ですが、昔の子供たちはぜーんぶ走りまわっていました。空き地もたくさんあった。その辺で遊びまわっていた。大人も子供も一緒というのは、ピンクのところも平然と歩いていったということ。この街は都市計画という話じゃ全然なくて、何とはなしに変わっていったなと。今回、基本的に小田急線の跡地が2キロにわたって非常に広いスペースができるという。色々あると思いますが、なんとか要望を出そうと思います。
 
 地域住民からみた小田急線跡地利用についてですが、まず、現状の問題点の解決のために小田急線跡地を使いたいということがあります。卒業生の私立中高生が遊び場を求めて池の上小と青少年会館に集中しています。普通の小学校の校庭開放は小学生が多いが、ここでは、中学生がサッカーをすることが多い。子供がけがしたり、窓ガラスを割ったり、どうしたものかと思われていた。 そのため、跡地に各世代対象の多目的広場を設置したい。また、新たな問題点を起こさないためにすることも重要です。世田谷代田駅前に駅前ロータリーができると、環7から茶沢通りに車が抜けるようになる。すると、代沢5丁目あたりの住宅街を車が通過していくことになる。しかし、ここに住んでいるわたしたちには説明がありません。
 下北沢周辺地域では、小学校を中心とした地域活動をしています。人と人との心のつながりがあります。おやじネット下北沢(代沢・東大原、守山、代田、北沢、池の上、花見堂、各おやじの会)が学校関連組織、小学校PTA、青少年委員、民生委員、町会、商店会などと連携していきたい。

これまでは「道路賛成/反対」で来てしまっているが、大切なのは、跡地利用では妥協の仕方。より広い案がでそうなので、文化的な建物とかの案をまとめないとできない。こういう要望があったということで田中さん、よろしくお願いします。

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